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コラム「人と経営」
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■  ウェルネスは生活習慣からはじまる No.3 ■
1,食育を唱え始めた日本政府

平成17年7月15日に「食育基本法」が施行された。目的は、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことができるよう、食育を総合的かつ計画的に推進する。

食育とは何か。生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの。そして、「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間を育てる。

要は、食を粗末に扱い、偏った食事が生活習慣病を増加させ、コマーシャリズムにのった食品が食卓を覆っている。食文化自体が崩壊しつつある状況を打開すべく「食育基本法」が成立した。危機感の現れであろう。

2,食育基本法は食生活を変えれるか

具体的には、内閣府に「食育推進会議」が設置され、この10月に第1回目の会議が開催された。食育推進基本計画を作成し、実施をすることが主な役割になる。

会議の委員は総理大臣、食育担当大臣、関係閣僚及び食育の知識や経験を持っている総理が任命した専門委員などからなる総勢25名。閣僚以外は、ジャーナリストや食の生産団体役員、食のサービス団体役員などで、食を提供する売り手側や既得権益を享受しているメンバーが中心だ。

余程、思い切った手を打たないと、毎日の生活は変わらない。便利さや欲求を刺激するCMなどが氾濫している日常に、食を育てる理念が根付かないことは明らかだ。

3,食育から次の展開を読む

地産地消、スローフード、マクロビオティックと食に関わる考え方や運動は次々と出ている。例えば、マクロビオティックは1950年代から日本及び米国で提唱されてきた。

マクロビオティックは簡素で自然な食事法などを実践して健康と長寿を得ようとする食事法で有り、健康法で有り、生き方で有る。日本では、「正食協会」が存在し、「正食」と呼ばれている。

具体的には、全粒穀物(玄米、麦、そば、とうもろこし他)や野菜を中心とする、即ち「玄米菜食」という自然に則した食事法を実践する。欧米ではマクロビオティックに数百万人が取り組んでいる。

江戸時代の食事に戻ることが近道かも知れない。欧米化された食卓から、先ずは電子レンジを捨てる。冷蔵庫を控える。電化された機器をキッチンから追い出す。そうすることから食育の先が見えてくるだろう。

                                      (Written by 川下行三 05/11/30)

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