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コラム「人と経営」
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■ WEB2.0と社会 No.3 ■
1,大ヒット商品は生まれない

12月1日に、日経流通新聞より2006年ヒット商品番付が発表された。
商品名でわかるような、これとしたヒット商品は無かった。東の横綱がデジタル一眼レフカメラ、西の横綱がショッピングセンター。

マスで認知するような大型のヒット商品がでない。テレビを中心としたマス広告の効果が落ちている。代わりにインターネットを使った検索エンジン連動型の広告、媒体はGoogleとYahoo。

電通がやっている仕掛けは大衆を相手にしている。大企業も10億以上の売り上げが期待出来る市場を対象にして来た。しかし、中小企業は小さな市場が全てだ。中小企業発のヒット商品は息が長い。

2,3,000の法則

新興市場での上場基準、敷居は低い。マザーズでは利益も売り上げも問われない。ヘラクレスもグロース市場は7,500万の利益か、4億円の株主資本が条件になっている位だ。売り上げが20億も有れば十分に上場の可能性がある。中小企業の時代、到来。

ニッチな市場であっても3,000の顧客が有れば、商売は成り立つ。その顧客が世界に散らばっているのか、ある地域に限定しているのかは関係がない。

例えば、コンビニの想定顧客は3,000人。店舗の周囲に居住している人に限定される。よく、道路は整備されているがコンビニも無い田舎がある。あれは、3,000人も住んでいないことを証明している。

3,ソニーの崩壊

新しい文化を創ってきたソニーが危機に立たされている。画期的な新商品が生まれない。利益の大半が保険とゲーム。テレビでは利益が出ない。十八番のAVが冴えない。

大企業はニッチな商品に手をつけない。新しいモノ大好きのソニーがソニーらしさを失った。大型商品ではなく、遊びが欲しい。米国型の経営がソニーの元気さや熱意を奪い去った。

どうすれば、ソニーが蘇るか、処方箋は無い。松下や日産のやり方を模倣するな、と言いたい。中小企業らしさを取り戻すことだ。秩序の無い世界をあえてつくることが、第一歩だろう。

4,Web2.0は個人の時代

企業も生命体だと、ある経営者が述べた。変化への対応が全てだ。変化に適応できなかった生物は途絶える。Web2.0は大きな変化だ。大きな組織から、小さな組織へ。そして、個人へ。

ISOというマネジメントシステムが凄い勢いで繁殖をしている。あらゆる企業活動に仕組みが導入される。これで本当にいいのか甚だ疑問だ。書類がある。制度がある。規則がある。これが、革新を阻害する。秩序無き秩序が生命体にある。個人は束縛されない自由を求める。

                                      (Written by 川下行三 06/12/01)

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