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コラム「人と経営」
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■ 若者は何を考えているのか ■
1,実態調査から見えることは

某公的機関が毎年、雇用や労働に関する調査を行っている。新卒よりも、中途採用者が大幅に増えている。昨年までは景気が順調に回復、時間のかかる新卒よりも中途採用で人数を補った結果であろう。

しかし、別の調査では中途採用者は1年以内に4-5割が辞めている。採用にかける努力と費用が全く報われていない。新卒社員にかける採用・教育費用は年々増えているが、中途採用は、それほど意識されていない。

採用数の増減は景気に左右される。もっと言えば、企業業績に連動する。景気回復時はどこも、採用に力を入れる。そして、採用費用は上昇する。
この構造を変えないと中小企業は厳しい。いい人材が採れない。

2,3年で3割以上が辞める時代

「3年で3割以上が辞める」新卒社員が大手、中小の規模を問わず引き起こしている。問題の本質は何なのか。某コンサルタントは、若手社員が自分が成長している実感が得られないこと。

そして、人が辞めることを前提にした組織づくりに人事制度や仕組みに切り替えて行かなければならないと問う。特に、管理職の意識転換が必要で有り、その役割を求める。

具体的には、人を育てた経験の少ない管理職に、成長実感を与えることの出来る「成長プロデューサー」になりなさい。中途半端な上司はいらないとも。

3,転職市場が若者の背中を押す

現代は、インターネットで簡単に登録を行い、転職先を見つけることが出来る。石の上にも3年はもう通用しない。企業側も第二新卒や中途採用者を歓迎する。

転職を繰り返すと生涯賃金は確実に減少する。企業は、社員のキャリアを真剣に考えていない。自分のキャリアを、しっかり見つめないと、悲惨な未来が訪れることを覚悟すべきだ。

若者は、大手企業希望、一流企業志向を辞める。何をやれるのか、何がしたいのかをしっかりと考えて欲しい。そして、決めた仕事は3年間我慢する、それがキャリアの一歩になる。

                                      (Written by 川下行三 08/04/19)

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