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コラム「人と経営」
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■  マネジメントと変化 No.2 ■
1,どうマネジメントすべきか

一番大きな変化は労働者に現れている。生産労働者が減り、知識労働者が巷にあふれている。彼らが組織の成果を握っている。そのような人達を管理することは出来ないとドラッカーは
力説する。

どうすれば良いのか。セルフマネジメントに委ねるのか、またはテイラーが提唱した科学的管理に戻り、営業で言うフルコミッションを復活するのか。アメとムチのマネジメントを行うのか。

答えは明白だ。何十年も前のやり方は勿論、通用しない。今起こりつつある変化は、人類が経験したことが無い。精神的にも肉体的にも新たな体験を重ねている。

2,マーケティングに起こる変化

企業を経営して行く上で、マーケティングとマネジメントは両輪だ。どちらが欠けてもうまく
行かない。企業が外部環境にどう適応して行くのか、その全社的行動がマーケティングであり
マネジメントである。

変革型のリーダシップで著名なコッター氏は、変化をつくるのがリーダーシップであり、
その変化を管理するのがマネジメントだと定義付けている。正しく、マーケティングの成否は
リーダーシップにかかっている。

コトラーが近著で、マーケティング3.0と言う概念を述べている。マーケティング1.0とは、
製品中心。2.0は消費者中心。そして、3.0はこれから向かうべきマーケティング、人間中心。

3,人間中心のマネジメント

人間中心のマーケティングとは、消費者志向や顧客のニーズを反映させる時代から、
顧客が感じる価値や社会的責任を顧客や社員、取引先と共有しながら創りあげて行く、
そのような世界をコトラーは提言している。

今から70年程前に、賃金ではなく良好な人間関係がマネジメントの重要な要素であると
言われた。いわゆる人間関係論だ。成果主義ではうまく行かないことは、もうこの時代に
結論付けられている。

若者は仕事に貨幣ではなく、生きがいを求めている。社会的な使命を感じる仕事がしたい。
知識労働者にそのような機会を与えることが、新しいマネジメントだろう。経営者は夢やビジョンを再構築すべきだ。

次号で、組織の成果を決定付ける変化について述べてみたい。

                                     (Written by 川下行三 10/10/30)

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