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コラム「人と経営」
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■ ビジネスの常識 ■
1,約束を守る

社会のルールとして、最低限守らねば行けないことが幾つか有る。新入社員研修で講師から教えられるまでも無く、約束は守る。就業時間は就業規則に記載されているが、先ず始業時間を守ることから始まる。

某ボランティアの会合。参加者の予定が合わず、結局2ヶ月後に日程を調整。当日、確認の連絡を入れると数名が欠席になると平然と言う。
社会人を卒業した立派な知的高齢者の方々は、いとも簡単に約束を破る。

日本のビジネス社会は、文書での約束をせずとも口約束でも守る。世界では通用しないが信用を築く第一歩。その情報珍しいね?と言った曖昧な言葉にも、後日説明資料が届く。その積み重ねが信頼関係を構築する。

2,ものごとを決める

とある食品会社の二世経営者。先代はカリスマで、未だに現役の会長。
営業部門を二代目が取り仕切る。時代に対応すべくあるシステムを導入することとなった。

外部機関を巻き込み、そのシステムの立ち上げを二代目が声高らかに社内に宣言。しかし、その後1ヶ月を過ぎても2ヶ月を過ぎても一向に進んでいる気配はない。多忙を理由にシステムは宙ぶらりん。

やるか、やらないかを決めるのが経営者の大事な仕事。経営戦略は、経営資源を分散するのでは無く、集中することが肝要だ。この二代目は、ほらを吹き、周りを振り回し、その後片付けも
出来ない。

3,周りに気づく

某中堅社員。いくつもの会社を渡り歩き、ある組織に中途採用された。
最低限のコミュニケーションは取れるが、自らのアピールや提案をすることは無い。口を挟まずムダな努力はしない。

市役所で定時終了のベルが鳴ると、一斉にカバンを持って職員が帰路を急ぐ。よく見る光景だ。この中堅社員は中途採用者と言う厳しい立場にありながら平然と定時に帰る。周りの目を気に
しない。

一人で仕事をしているのなら、それでも許されるが、チームで組織で社会で仕事をして行く上では通用しない。こんな中堅社員が増えている。こういう人たちを「無気づき人間」と呼ぶ。

豊かな社会が、こういう人間をつくった。反省すべきは我々かも。

                                     (Written by 川下行三 15/08/24)

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