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コラム 人と経営

ChatGPTで仕事が変わる

1.ChatGPTとは何か

昨年の11月30日にオープンAIから発表された対話型AIのchatGPT(チャットジーピーティー)。今まではプログラミング言語が必要だったAIとのやりとり。人間が普段話す言葉でAI(人工知能)と会話ができる。

ユーザー数が発表後僅か2ヶ月で1億人を突破。ChatGPTは、AIの一種で、大量のデータから学習し、自然な対話を行うことができる。ChatGPTは人間のように質問に答えたり、会話を進めたりすることができる。

chatGPTは大規模言語モデル(LLM)で、インターネットから収集した膨大なデータを基に事前トレーニングをしているのが特徴。要は、インターネットでAIに何か質問をするだけで、自然な文章で回答が返ってくる。

2.ChatGPTで何が出来るのか

ChatGPTで何が出来るのか。定型的なタスク(仕事)やルーティンワーク繰り返し作業の自動化。例えば、メールの自動返信やカスタマーサポートの応対など、人手で行っていた業務がChatGPTによって代替される。

ChatGPTは人間の補完役として働くことも可能だ。例えば、顧客対応の際にChatGPTが情報提供やサポートを担当し、人間がより高度な業務に集中することができる。

仕事のあり方に大きな変化が生じる。自動化により一部の仕事が奪われる。消費財を提供していた企業は24時間対応を迫られている。クレーム対応や顧客対応において、いつでも迅速かつ正確な回答が可能になる。

3.もう企業では使われている

AIプラットフォームを提供している超巨大企業でも、ChatGPTを使用して自然言語処理や対話型インタフェースを開発。GoogleはChatGPTを活用し、Google AssistantやGoogle Chatなどの製品に組み込んでいる。

AmazonはAlexaと呼ばれる音声アシスタントにChatGPTを活用して自然な対話を実現。LINEは、ChatGPTを活用して自動応答やチャットボットを提供。某テレビ局はChatGPTを視聴者との対話やコンテンツの提供に活用。

電気大手のP社は、2月にChatGPTを含むAIアシスタントを数万人の全社員に導入。同社は、AIを使いこなせる企業とそうでない企業との生産性に差が出ると予測する。

「インターネットができたときよりも大きな変化が来る」とAI研究の第一人者が発言。この動きはメガトレンドとなっていく。
(Written by 川下行三 23/05/10)
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